逢瀬【ダブルデック製作所】

ド迫力ボディのおねショタ。気軽に楽しめる内容（当社比） ロボ娘やクリーチャー娘などのパンチの効いた作品でお馴染みのサークルさんですが、 今回の題材は都市伝説の八尺様です。あちこちでちょいちょいネタにされているせいで、 今となっては怪談よりもおねショタものとしてのイメージの方が強くなりつつあるんじゃないでしょうか。 本作もそのテンプレートに則ったおねショタもの。 少年の日の幻影を追いかけ続ける物の末路 もはや様式美ともいうべき作者さんの描画力が，八尺様という都市伝説と合わさり何とも言えないアングラな雰囲気と共に読者を作品世界に誘ってくれる．忘れられない八尺様の体を思い，エロ本をあさるシーンがあるが，結局私たちが欲求を満たしてくれるコンテンツに求めるモノは全部このシーンに現れている．子供のころに見た，忘れられない，性癖をゆがめられたしまった過去の「誰か」や「何か」．R18コンテンツに私たちが求めるのはそういった過去の幻影の「代替品」でしかない．かつての少年たちである私たちが代替品では我慢できず，延々に幻影を追いかけ続けていると，子供のままあちらの世界に連れていかれてしまう．そういう意味ではこの作品，実質，某人造人間ロボットアニメと同じことを描いているといえるのかもしれない． 恐怖と欲望の葛藤 少年の抑えきれない性への衝動と、それが霞んで見えるほどの八尺様の誘惑の対比。これは単純なおねショタではない。欲望と恐怖の葛藤から生まれるエロスがあり、そこには上品さのかけらもない(褒め言葉)。 少年も八尺様もお互いを欲し欲望をぶつけ合う。ただ純粋に性にひたむきない2人の姿を見て、私は何度ティッシュを濡らしただろうか。